インサイドセールスを利用した営業方法とメリット

インサイドセールスとは、営業形態の一つで、従来の外回りをして顧客先を訪問するといった方法ではなく、会社にいながら行う方法です。このときに用いられるのは、電話やメール、テレビ会議システムなどです。アプローチや提案の段階から最終段階の契約締結まですべて非対面で行う場合や、交渉が熟してきたら対面で契約締結等を行う場合があります。

メリットとしては、時間が効率的に使えたり、費用削減につながったりするということが挙げられます。外勤の場合は、顧客先まで出向く移動時間がありますし、交通費や手土産代も掛かります。特に遠方の見込みが薄い相手へも、躊躇せずにアプローチができるようになります。

顧客一人あたりにかかる時間が削減できると、従業員一人で担当できる顧客数も増え、売上の増加が見込めます。また見込みを見つける人、アポイントを取る人、商品の説明をする人、などと役割分担をすることも可能になり、そうすると各人がそれぞれの業務に集中できるようになります。そしてメールで資料を送信することで、ペーパーレス化にもつながり、相手側にとっては資料を都合の良い時間に閲覧できるという利点もあります。

これを導入する際には、特長を活かして、どのようなツールを使うか、どの段階まで非対面で行うかを検討することが重要です。例えば、複雑な説明を要する商品であれば、初期のアプローチ及び概要説明を非対面で行い、最終説明は対面で行うといった工夫も必要です。